2012年3月4日日曜日

No.64 3月4日 日本初の外国元首横浜に

1881年(明治14年)3月4日。世界一周の途中、ハワイ王国最後の国王、カラカウアが横浜港にやって来ました。
上陸の際、カラカウア王自身作詞のハワイ王国国歌(現在のハワイ州歌)「ハワイ・ポノイ」を日本の楽団が演奏し、彼を国賓として歓迎しました。
カラカウア王はいたく感激し、それからハワイと日本の交流が始まりました。
日本からハワイへの移民が数多くこの横浜港から旅立って行きました。横浜とハワイはとても深いつながりがあるのです。
カラカウア王
今日はこの引用で全て!でおしまい。
ではちょっとさぼり過ぎなので上記に修正と情報を加えさせていただきます。
ハワイ王国と日本との間には幕末1867年に日布親善協定が締結されています。
意外と早期に外交関係を結んでいます。
1881年(明治14年)3月4日早朝、世界一周の旅に出たハワイ王国国王カラカウアが最初の訪問国日本(横浜港)に入港しました。相模湾から見る富士山がとても奇麗だったそうです。
日本史上初の国家元首来日に際し、儀仗兵を乗せた船が国王一行を乗せた「オーシャニック号」に接舷し最高儀礼の礼砲21発で出迎えました。さらに上陸の際には、カラカウア王自身が作詞したハワイ王国国歌(現在のハワイ州歌)「ハワイ・ポノイ」を軍楽隊が演奏し、カラカウア王はいたく感激したそうです。
カラカウア王一行は一切訪問を日本国に連絡せずハワイを発っていましたが、日本政府は万全の準備でハワイ国王一行を歓迎しました。
実は、駐サンフランシスコ日本総領事が欧州経由で電信を使って訪問予定を伝えていました。(欧米とは明治4年から電信が可能でした)
到着の知らせを受けた日本政府は、事前にアメリカ公使のアドバイスを受け、歓迎の準備を進めたようです。上陸の際演奏されたハワイ王国国家の楽譜を用意したのが日米航路開設時(1867年)に横浜に赴任していたPacific Mail SteamShip Co.太平洋郵船の社員アーウィンです。
「1月24日 西へ新たなフロンティアへ」参照
彼はハワイ王国国歌の楽譜をどうやって?用意したのでしょうか。現在のようなファクシミリなど無い時代です。機会があれば調べてみたいテーマです。アメリカ領事館にあったのかもしれません。ハワイ王国連絡事務所みたいな存在もあったようなのでそこと連絡をとったのかもしれません。
上陸したカラカウア王一行は、伊勢山離宮(現在の西区宮崎町)に招かれ政府要人による歓迎式典に出席します。夜には花火が打ち上げられ、大変豪華なもてなしだったようです。
伊勢山皇大神宮の右下に離宮がありました
伊勢山離宮はその後横浜正金銀行、東京銀行、三菱東京UFJに移り現在高級マンションが建っています。
翌日3月5日、汽車に乗り東京へ移動し皇居で明治天皇に謁見します。東京では浜離宮に泊まり翌日から国内視察に向かいます。
16日に全てのスケジュールを終え、出国しその他の国を歴訪し母国ハワイに10月29日に帰国します。半年にわたる長旅でした。

このハワイ王訪日には後日談があります。ハワイ国王は日本に大胆な提案をします。天皇家とハワイ王室を縁戚関係にしたいと申し出るのです。日本側はとても丁寧に断ります。
この話、アメリカ政府は全く知りませんでした。同行していたアメリカ政府担当者が激怒します。
これまで大国アメリカと弱小国ハワイ王国の独立を巡る駆け引きが行われてきた中で、カラカウア王はアジアに独立の活路を見出そうとしたのです。このことは、ハワイを併合したいアメリカの決意を固めさせます。
カラカウア王が1891年に亡くなり妹のリリウオカラニが最後の女王になりますが、1893年1月にアメリカの介入によるクーデターが起き失脚、共和制になります。
最後の女王リリウオカラニが1878年、王女時代に作った悲劇の歌が有名な「アロハ・オエ」です。ハワイと日本は「ハワイ・ポノイ」と「アロハ・オエ」兄妹の歌で結ばれています。
Hawaii Ponoi
Aloha Oe
このクーデターの時、日本政府はどうしたかといいますと邦人保護名目で
東郷平八郎艦長の下、軍艦2隻「浪速」『金剛」をホノルルに2度急行させます。軍事介入を狙った米海軍艦USSボストンに威嚇を仕掛け一定の効果を与えたといわれています。
その後、この「浪速」「金剛」は日清・日露戦争に参加します。
そして半世紀後、ハワイで「筑波山が晴れる」ことはありませんでした。


(追加情報)20130302追記
日本とハワイ王国との間には1867年(慶應3年)に日布親善協定を締結して外交関係が樹立されました。
1868年(明治元年)には日本から民間の第1号移民団153名がハワイに渡りました。ハワイ移民および日本人の移民団のパイオニアである彼らは「元年者」と呼ばれています。
http://www.jomm.jp

■No.366 12月31日(月)パトリとネイション
http://tadkawakita.blogspot.jp/2012/12/no3661231.html

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2013 横浜わが街シリーズは
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下記にて移行継続中です。

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